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人生とは(下書き)

18歳で地元を離れた黒井小鳥が様々な経験を重ねながら人生とは何かを導き出して行く生き様を描いた小説(下書き)

プロフィール

k.kaminari

Author:k.kaminari
腐らずに残るものの一つに文字がある。
腐らずに残せる場所の一つにネットがある。
最早私は時代の主たる所からは外れている訳で、時代遅れと称される枠組みの中で、こんな活動をしては自己満足に浸るに過ぎない。
ただひとつ、これは生きた事を後に示す手段として、子として夫として父として揺ぎ無い愛を受け、そしてそれを又注げた我が人生が何たるか、万事が感謝に還る事を漠然とながらに証明したいと願うわがままなのである。

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  • 22-10 配分

心で備えていたとしても労働時間の増加によって早出初日の肉体は許容を超えたらしく、閉店間際になる頃には、

( 腹へったぁ~ )

" フラフラ・・ "

汗で何度も湿った後のYシャツをヨレヨレにして、進もうとする足の動きは鈍くなっていた。
帰宅途中の車内では、

「 "リー(小鳥)"ちゃん大丈夫けぇ?」

と"葵"の気遣いを受ける程だったが、

「 あぁ、全然平気だよ・・」

疲労感は多大でも、それを隠して弱音は吐かず、

「 それよりさぁ、"イー(葵)"ちゃんこそ毎日の送り迎え大変ズラぁ?苦労掛けてごめんね・・」

"葵"への労いは忘れなかった。

完全に昼夜逆転の就労となった"小鳥"の帰宅が世間一般と比べればだいぶ遅いにも関わらず、"葵"は"小鳥"が起きる時にはすでに化粧を済ませた状態でお弁当やら食事の準備をしていて、"小鳥"が何度、

「 "イー(葵)"ちゃん、昼間はゆっくり休んでていいだからね・・」

と言っても、

「 うん、でも"リー(小鳥)"ちゃんが働いてるのに、アタシだけ楽する訳にはいかないから・・」

それに甘えた返事をする事は無く、"小鳥"が帰宅すれば、上げ膳据え膳で献身的に尽くしてくれていたのである。

今の暮らしに見出す不備は実に鮮明で目先の目標は数多く、貧しさの取り繕いは無様であったかもしれないが、互いが互いを思い合っている二人の姿は生き様としては清らかだった。

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