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小鳥(ことり)

Author:小鳥(ことり)
指差し指されの人生も、独りじゃ出来ない人の興。良も不良も時々に、白でも黒でも無いと知る。「人ではじまり、人に終わる」 ただそれだけの事。

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  • 26-4 驚きの勘違い ( 中編 )

「 それでは次は、新台を枠から外しましょう・・」

「 はい・・」

"竹本"主任が台カギを新台に差して右にクルッと回すと、パチンコ台は四方を囲む枠から手前に開く様に離れ、ここで"竹本"主任が右足で木枠の下端を踏み抑えながら台を両手で掬い上げると、

" スルッ・・ "

台は木枠から分離し、それを"竹本"主任はゆっくりと床に寝かせた。

「 はい、"黒井(小鳥)"さんもやってみてください・・」

「 はい・・」

見るとするでは何故かしら違ってしまう不慣れな作業を、

「 はい・・ はい、そうです・・ そうそう・・ "黒井(小鳥)"さん、ゆっくりですよゆっくり・・ 乱暴にすると液晶が割れてしまいますから・・」

"竹本"主任の親切なフォローによって何とか無事にマスターした"小鳥"は、

( 意外と大変なんだなぁ・・ )

パチンコ店のスタッフが玉の入ったドル箱を扱うだけでは無い事を知るのだった。

「 それでは"黒井(小鳥)"さん、次は撤去台を二階に運びましょう・・」

「 えっ?」

「 "西村"さん達が外してくれた台を、二階の部屋にしまうんですよ・・」

「 は、はい・・」

力仕事の後の力仕事。

しかも今度は、水平運搬では無く、一階から二階へと担ぎ上げるという荒業と来たもんで、一応の返事はするものの、"小鳥"のテンションは、がっつりむしり取られる様に落ち込んでしまった。

"西村"達によって外された台は、対面のイスの間に枠と分離されたまま挟み込まれていて、良い感じに立ってはいたものの、無造作に取り出そうとすれば、イスの回転によって隣の台が倒れてしまいそうなアンバランスを含んでいた。

いくら撤去した台といっても丁寧な取り扱いが要求されている事は何と無くも感じ取れて、不慣れながらも一体に戻して新台が寝転ぶ側とは反対の島端へと運び出していると、"西村"達は新台の木枠を対向する事無く運び込んで設置し始めていて、

( なるほど・・ )

動線を考えた場所選びと役割分担によって、間を空けずに着実に進む入替え作業に感化された"小鳥"は、

( 出来る事をやるしかねぇ・・ )

次なるステップアップを目指して今の役割にやる気を持ち直していた。

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