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小鳥(ことり)

Author:小鳥(ことり)
指差し指されの人生も、独りじゃ出来ない人の興。良も不良も時々に、白でも黒でも無いと知る。「人ではじまり、人に終わる」 ただそれだけの事。

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  • 30-1 覆り

" トントンッ "

「 おかえりぃ~ 」

病院を舞台にしたやり取りがすっかりと定着したこの日、

" 先の事はわからない "

そんな言葉を真実と裏付ける様な出来事が、二人に起きる事になった。

「 ただいまっ、おっ! 今日はなんだか顔色が良いじゃん!」

「 そう?」

"葵"は表情も放つ言葉もどこか軽やかで、

「 あのね、今日検査結果が出ただけどさ・・」

と言うと、すばやくベットに起き上がって背筋を伸ばした。
そして続きを待つ"小鳥"に、

「 アタシさぁ、リュウマチじゃ無かったって・・」

と予想外な事を言い、

「 へっ? ほぃじゃぁ何で!誤診だったっつぅこんけ?」

"小鳥"の心は瞬間的に明るくなっていた。

「 違う違う、まぁ聞いて・・」

「 おぉ、ほぃじゃぁアレだ、取り敢えず良かったってこんじゃん!」

「 う、うん、ほいでも・・」

「 あははっ、良かった良かった、ほれじゃぁ退院は何時で?」

「 いやだからさ、今説明するけどさ・・」

「 うんうん、いやぁまさかほんな報告が聞けるなんて思ってなかっ 「 だからさぁ!今説明するって言ってるだから聞けし!」

「 はい・・」

"葵"は浮かれて饒舌を振り撒く"小鳥"を制すると、

「 あのね・・」

と続けた。
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