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人生とは(下書き)

18歳で地元を離れた黒井小鳥が様々な経験を重ねながら人生とは何かを導き出して行く生き様を描いた小説(下書き)

プロフィール

k.kaminari

Author:k.kaminari
腐らずに残るものの一つに文字がある。
腐らずに残せる場所の一つにネットがある。
最早私は時代の主たる所からは外れている訳で、時代遅れと称される枠組みの中で、こんな活動をしては自己満足に浸るに過ぎない。
ただひとつ、これは生きた事を後に示す手段として、子として夫として父として揺ぎ無い愛を受け、そしてそれを又注げた我が人生が何たるか、万事が感謝に還る事を漠然とながらに証明したいと願うわがままなのである。

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  • 31-3 禁断症状

屈んで吸殻を眺めた"小鳥"は、

( まだ吸えるじゃん・・ )

わずか1センチ程の葉詰めの部分がもったいないと思うと、次の瞬間には誰が吸ったかも知らない吸殻をつまみ取り、フィルターを口にくわえて火を点けていた。
( う、うまい・・ )

付着した土埃にも抵抗は無く、吸殻に価値を見出した"小鳥"は、

( もっと落ちてねぇかな・・ )

散歩の目的を変えていた。

人間が環境の変化によっていとも容易くその性質を変える生き物であるとしても、誰が吸っていたかも知らない吸い殻を見つける傍から口に運ぶ姿は異常だった。

しかし異常とは他人が観察眼から捉えるものであり、足下に目を凝らして夢中で歩き回る"小鳥"がそれに気付く事は無かったのである。


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