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人生とは(下書き)

18歳で地元を離れた黒井小鳥が様々な経験を重ねながら人生とは何かを導き出して行く生き様を描いた小説(下書き)

プロフィール

k.kaminari

Author:k.kaminari
腐らずに残るものの一つに文字がある。
腐らずに残せる場所の一つにネットがある。
最早私は時代の主たる所からは外れている訳で、時代遅れと称される枠組みの中で、こんな活動をしては自己満足に浸るに過ぎない。
ただひとつ、これは生きた事を後に示す手段として、子として夫として父として揺ぎ無い愛を受け、そしてそれを又注げた我が人生が何たるか、万事が感謝に還る事を漠然とながらに証明したいと願うわがままなのである。

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  • 31-5 恵みの恩恵

夕飯を終えると、

「 あのさぁ、ちっと一緒に付き合ってくれるけ?」

と"葵"に声を掛け、

「 えっ?どうしたで急に・・」

と戸惑いを見せる"葵"を、

「 まぁいいから、ちっと一緒に行くじゃん 」

「 なんでぇ、どこに行くで?」

「 いいから、行けばわかるから・・」

・・・

と半ば強引に連れ出した。
御坂の峠を登り始めた辺りで"葵"は、

「 もしかして"リー(小鳥)"ちゃん、河口湖に向かってるだけ?」

「 ん?、まぁそんなとこだよ・・」

「 っていうかさぁ、ガソリンがもったいないじゃん!」

明らかに不機嫌になっていたが、

「 あぁ、ほいでも着きゃぁわかるさ・・」

「 ・・・ 」

ある種の自信を抱えていた"小鳥"は、引き返す事無く御坂トンネルを抜けて峠を下り、

「 着いたよ・・」

「 えっ?」

河口湖畔まで数百メートル程手前の場所で車を止め、

「 ちっと待ってて 」

今一ピンと来ていない様子の"葵"を車に残して夜の暗みへと入った。

そして、しばらくして戻ると、

「 はい、これで食費が浮くら?」

その両手には、とうもろこしを抱えていた。

かつてトラックでこの辺りを頻繁に配達していた"小鳥"は、ここに広大なとうもろこし畑があるのを思い出し、食費が浮けば"葵"も喜ぶに違いないと思い込んでいたのである。
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