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小鳥(ことり)

Author:小鳥(ことり)
指差し指されの人生も、独りじゃ出来ない人の興。良も不良も時々に、白でも黒でも無いと知る。「人ではじまり、人に終わる」 ただそれだけの事。

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  • 31-6 泥棒扱い

しかし、

「 "リー(小鳥)"ちゃん、これって泥棒ズラァ!」

"葵"は上機嫌どころか苛立ちを露わにしていて、

「 ほんなこんはねぇわ!こんなにあるだから食い切れる訳ねぇじゃん!」

喜ぶ"葵"を期待していた"小鳥"は、それが報われなかった悲しみを怒りに変えて、帰りの車中は無言になった。
自宅へ戻ってからも重い空気は続き、それがどの位続いた辺りだったか、

「 あのさぁ、俺は別に泥棒をしようとしたんじゃなくて・・」

"小鳥"の方から会話を投げ掛けた。

すると、

「 泥棒じゃん 」

と"葵"は返し、

「 違うわ 」

と言う"小鳥"に対して、

「 あのねぇ、ネギの時もよっぽど言おうと思ったけどさぁ、誰もアタシらに食わせる為に苦労して育ててる訳じゃないっち事ぉ! どうして"リー(小鳥)"ちゃんはほういうこんがわからんで!」

と鬼気迫る表情を見せた。

" ドキッ "

その様子に完全に押された"小鳥"は、次の瞬間には、

「 あぁほうけ!こっちが色々と我慢してるっちゅうに、おまんはやる事なす事咎めやがって!ならいいわ!来月から3万やるから、ほれで一月やり繰りしろし!」

「 えっ?」

「 そこまで言われちゃ俺も黙っていられなぁ!こっちが五千円の小遣いでたばこからジュースから我慢してるのに、横でスパスパ吸われて、ガブガブとビールまで飲まれてたんじゃぁ、やっちゃいられなぁ!」

「 ・・・ 」

反射的にこんな事を口にしていた。
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