FC2ブログ
QLOOKアクセス解析

人生とは(下書き)

18歳で地元を離れた黒井小鳥が様々な経験を重ねながら人生とは何かを導き出して行く生き様を描いた小説(下書き)

プロフィール

k.kaminari

Author:k.kaminari
腐らずに残るものの一つに文字がある。
腐らずに残せる場所の一つにネットがある。
最早私は時代の主たる所からは外れている訳で、時代遅れと称される枠組みの中で、こんな活動をしては自己満足に浸るに過ぎない。
ただひとつ、これは生きた事を後に示す手段として、子として夫として父として揺ぎ無い愛を受け、そしてそれを又注げた我が人生が何たるか、万事が感謝に還る事を漠然とながらに証明したいと願うわがままなのである。

全記事表示リンク

ブログランキング



ブログランキング
にほんブログ村 小説ブログへ

Infomation

  • 32-6 動揺の渦中

人はごくごく普通と称される日常からあまりにも掛け離れた現実に直面する時、最初こそ日常にあり得る事として受け入れようとする為、戸惑い動揺して取り乱すまでにはややタイムラグを生じてしまう。

そして"小鳥"もこの時、"葵"の異常事態と直面していながら、それをそうだと受け止める前に、車の陰に隠れて様子を伺っていた"葵"が"小鳥"を驚かせようとして仕組んだ作り芝居だと思ってしまったのだった。
「 おいっ 」

「 おいっ 」

横たわる"葵"の顔は反対側で見えず、

「 おいっ、"イー(葵)"ちゃん!何をふざけてるで?」

しかし見える部分の"葵"はぐったりとしていながらも小刻みに震えていて、呼び掛けても返事は無く、引きずり出す様にして抱き抱えると、"葵"は白目を向いてブツクサと何かを唱えていたのだった。

「 おいっ、大丈夫か!」

"小鳥"がいくら呼び掛けても"葵"は正気を見せず、ここで作り芝居で無いと受け止めた"小鳥"は、

「 "イー(葵)"ちゃん、何だ、どうした?」

そう言って、ブツクサと唱える"葵"の口元に耳を近付けた。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

   管理者にだけ表示を許可する