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小鳥(ことり)

Author:小鳥(ことり)
指差し指されの人生も、独りじゃ出来ない人の興。良も不良も時々に、白でも黒でも無いと知る。「人ではじまり、人に終わる」 ただそれだけの事。

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  • 33-4 兄弟

「 おい、"葵"っ、しかしお前もずいぶんと若い旦那さんを捕まえたじゃねぇかぁ~ 」

「 ほぉズラ? カカシ(商運)で知り合ってさぁ、"リー(小鳥)"ちゃんもこう見えて苦労してるだよ 」

"小鳥"は台所とリビングを行ったり来たりする"葵"と目の前に座っている"ロン"が会話しているのを聞きながら、静かにその様子を眺めていた。

するとその視界には、"ロン"がぐいと煽って戻したグラスのビールが無くなっているのが映り、"小鳥"はすかさず最寄の缶ビールを手に取り、

「 "ロン"さん、まぁどうぞ・・ 」

とお酌の動作に入っていた。
「 おっ、これはこれは"葵"の旦那さんにお酌して貰えるなんてありがたいっ、すいませんがいただきます・・」

"小鳥"が注いだビールを半ば飲み干した"ロン"は、

「 いやぁ、上手い! 今日の酒は最高だなぁ 」

と言って笑顔を見せてから、

「 旦那さん、"葵"から聞いているかもしれんけど、コイツは俺がまだこっちにいた頃、毎晩の様につるんでは妹の様にかわいがってたもんでねぇ、まぁ今回、あんな形になっちまった時、無性に会いたいって思っちまって、書いた事も無い手紙を書いたって訳でして・・ 旦那さんが一緒に現れた時ねぇ、俺はてっきり同業者かと思って、「 大丈夫なのか?」ってコイツに聞いたら、「 あの人なら大丈夫 」ってコイツが言ってねぇ・・ 俺はコイツを若い頃から見て来たけど、コイツの口からあんな台詞が出るなんて信じられなくてね、外に出たらコイツにそんだけ言わせた旦那さんと一緒に酒を飲みたいって思ってたんですよ・・ 」

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