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人生とは(下書き)

18歳で地元を離れた黒井小鳥が様々な経験を重ねながら人生とは何かを導き出して行く生き様を描いた小説(下書き)

プロフィール

k.kaminari

Author:k.kaminari
腐らずに残るものの一つに文字がある。
腐らずに残せる場所の一つにネットがある。
最早私は時代の主たる所からは外れている訳で、時代遅れと称される枠組みの中で、こんな活動をしては自己満足に浸るに過ぎない。
ただひとつ、これは生きた事を後に示す手段として、子として夫として父として揺ぎ無い愛を受け、そしてそれを又注げた我が人生が何たるか、万事が感謝に還る事を漠然とながらに証明したいと願うわがままなのである。

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  • 33-4 兄弟

「 おい、"葵"っ、しかしお前もずいぶんと若い旦那さんを捕まえたじゃねぇかぁ~ 」

「 ほぉズラ? カカシ(商運)で知り合ってさぁ、"リー(小鳥)"ちゃんもこう見えて苦労してるだよ 」

"小鳥"は台所とリビングを行ったり来たりする"葵"と目の前に座っている"ロン"が会話しているのを聞きながら、静かにその様子を眺めていた。

するとその視界には、"ロン"がぐいと煽って戻したグラスのビールが無くなっているのが映り、

「 "ロン"さん、まぁどうぞ・・ 」

"小鳥"はすかさず最寄の缶ビールを手に取り、お酌の動作に入った。
「 おっ、これはこれは"葵"の旦那さんにお酌して貰えるなんてありがたいっ、すいません、いただきます・・」

"小鳥"が注いだビールを半ば飲み干した"ロン"は、

「 いやぁ、上手い! 今日の酒は最高だなぁ 」

と言って笑顔を見せてから、

「 旦那さん、"葵"から聞いているかもしれんけど、コイツは俺がまだこっちにいた頃、毎晩の様につるんでは妹の様にかわいがってたもんでねぇ、まぁ今回、あんな形になっちまった時、無性に会いたいって思っちまって、書いた事も無い手紙を書いたって訳でして・・ 旦那さんが一緒に現れた時ねぇ、俺はてっきり同業者かと思って、「 大丈夫なのか?」って聞いたら、「 あの人なら大丈夫 」ってコイツが言ってねぇ・・ 俺はコイツの口からあんな台詞が出るなんて信じられなくてね、外に出たらコイツにそんだけ言わせた旦那さんと一緒に酒を飲みたいってずっと思ってたんですよ・・」

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